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「第3の感受性」-アメリカを受け容れた沖縄-

終戦をまえに本島に上陸され、1972年の日本返還までアメリカに支配されていた沖縄。多くの島民のいのちを奪い、主権を剥奪した憎むべきアメリカを相手に、しかし沖縄はその文化や人々を受け容れてみようとも試みた。基地からもたらされたアップル・パイ、音楽、沖縄風に訛った英語や住宅は、いかにして戦後沖縄の社会で花開いていったのか。数多くの実例や証言から「沖縄のアメリカ文化」の背景とその独自性を、『アメリカのパイを買って帰ろう』の著者が検証するトーク・ライヴ。



駒沢敏器
1961年東京生まれ。雑誌Switchを経て、フリーランスの執筆・翻訳業として活動を開始する。主な著書に「語るに足るささやかな人生」「地球を抱いて眠る」ボブ・グリーンやジェイ・マキナニーなどの訳書がある。

沖縄を長年取材してきた作家・駒沢敏器と旧知の仲であるローリークックの初共演!
「アメリカン・ミュージックとオキナワン・ソウルの、最も魅惑的な出逢い。ギターの音色ひとつに、そしてパワフルな歌声の隅々にまで、ローリーズ・サウンドには心の響きが詰まっている。」駒沢敏器

ローリークック
オキナワ・コザ(現沖縄市)生まれ。1986年にロックバンド「The Waltz」を結成。BB.KINGや憂歌団と共演し、2年連続でピースフルラブロックフェスティバルのトリを務めるなど、20年以上にわたり県内でのライブを中心に多くの観客を魅了している。また楽曲はTV番組のテーマソングやオリオンビールのCMなどにも使用される実力派。オキナワンロックの呪縛をいち早くふっきり自分達の言葉で歌い続ける説得力のあるボーカルは、沖縄のシンガーの中でも屈指であり、民謡からロック、ポップスまでジャンルを問わず多くのミュージシャンや音楽ファンから支持されている。ありふれたイメージとしての沖縄ではないリアルなオキナワを、三線や琉球音階を使わずに歌うローリークックは「内地の人にはわかりにくい沖縄を歌う、最後の大物」とも評されるが、そのメロディ、メッセージはオキナワの地に深く根ざしたものであり、また同時に海を超える普遍性をも持ち合わせている。リーダーを務めるバンドThe Waltzでは『I LOVE YOU KOZA』『Woo-Too-Too』『okinawan christmas』、ソロでは『永遠の詩』『天然のプ〜ゥ』『Rolly’s Beach!』『月とギターとベランダ』『カメジロー』『It’s a beautiful day』をリリース。

公式サイト「勇気の友」http://www.joy.hi-ho.ne.jp/rolly/

出演/トークショー:駒沢敏器 ライブ:ローリー・クック 料金/3500円+ドリンク代