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~ ゴダールからポケモンまで ~ 六本木『WAVE 』ってあったよね!

ゴダールからポケモンまで– 六本木WAVEとは何だったのか?

「六本木・WAVE」とは、1983年にオープンし、1999年にクローズした、旧セゾングループの「音・映像」に特化した商業施設。
一言でいえば「日本初の大型レコード店」といっていいだろう。その跡地は、現在、六本木ヒルズの一部になっている。

かつて、六本木WAVE4F(ストアデイズ)に勤務し、『セゾン文化は何を夢みた』(朝日新聞出版)の著書もあるライター・早稲田大学教授の永江朗(ながえ あきら)。
そして、5Fにあった音・映像の制作プロダクションSEDICの常駐スタッフであり、現在はコーネリアスのサウンド・プログラマ、美島豊明との音楽プロジェクト、mishmash*でプロデューサーを務める桝山寛(ますやま・ひろし)が、「懐かしい思い出」としてではなく、「2012年の今」だからこそのテーマとして、六本木WAVEについて語る。

Youtubeでは決して見られない、80年代ポップカルチャーの真髄を伝える、当時のお宝映像の上映も予定。
スペシャル・ゲストに、『エウレカセブン』などで知られるアニメ脚本家の佐藤大(さとう・だい)、
DJはレコ部部長こと常盤響(ときわ・ひびき)が、「WAVEっぽい選曲」で楽しませてくれるはず。

桝山寛(ますやま ひろし)
ファンド・マネージャー、コンテンツ・プロデューサー、キュレーター、大学講師。
『MISHMASH*』プロデューサー。
著書に、「テレビゲーム文化論―インタラクティブ・メディアのゆくえ 」
「マネースマート―ほしいものが手に入る方法教えます」

永江朗(ながえ あきら)
1958年5月9日北海道旭川市生まれ。
法政大学文学部哲学科卒業。
西武百貨店系洋書店であるアール・ヴィヴァンに約7年間勤務した後、雑誌『宝島』や『別冊宝島』などの編集・ライターを経て、1993年頃より「哲学からアダルトまで」を標榜するフリーライター。
各種新聞・雑誌に署名記事をものする。
加えて(財)出版文化産業振興財団にて読書アドバイザー養成講師を務めたり、新書マップの制作に携わるなどしている。
著書に、セゾン文化は何を夢みた 朝日新聞出版 2010
筑摩書房 それからの四十年 筑摩選書 2011.3 ※創業70周年記念出版、他多数。

佐藤 大(さとう だい)
1969年生まれ。
19歳の頃、主に放送構成・作詞の分野でキャリアをスタートさせる。
その後、ゲーム業界、音楽業界での活動を経て、現在はアニメーションの脚本執筆を中心に、さまざまなメディアでの企画、脚本などを手がけている。
2007年「ストーリーライダーズ株式会社」を代表取締役として設立。
脚本代表作:TVアニメ『永久家族』、『カウボーイビバップ』、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』、『ウルフズレイン』、『絢爛舞踏祭』、『サムライチャンプルー』、『交響詩篇エウレカセブン』、『エルゴプラクシー』、『FREEDOM』、『地球へ…』、『バトルスピリッツ 少年突破バシン』、『東のエデン』。Playstation 用ゲーム『エースコンバット3 エレクトロスフィア』などがある。

常磐響(ときわ ひびき)
1966年東京生まれ。
80年代半ばからバンド活動の傍ら雑誌を中心にライター、イラストレーターとして活動を開始。
90年代に入りヤン富田氏の依頼でASTRO AGE STEEL ORCHESTRA『ハッピー・リビング』のデザインを手がけたことによりCDジャケットを中心ににデザインを始める。
1997年旧知の作家、阿部和重氏の依頼で『インディビジュアル・プロジェクション』を装丁。
この装丁のためカメラを購入し初めて写真を撮った事がきっかけでフォトグラファーとしての活動を始め、既存の概念にとらわれない作風で人気を得る。
レコ部部長。

7.13(金)
~ ゴダールからポケモンまで ~
六本木『WAVE 』ってあったよね!

出演;桝山寛
   永江朗
ゲスト:佐藤大
DJ:常磐響

開場:19:00
開演:20:00

予約:¥2,000+ドリンク代
当日:¥2,500+ドリンク代