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湯山玲子presents 爆クラ 「 現代音楽はクラブカルチャーになりうるか?」

爆クラの発想の元は、私が四十路越え時にハマったクラブについての考察本『クラブカルチャー!』の菊池成孔さんのインタビュー中、ポストクラブについて語り合った一件。
私のNYのクラブ体験での感想は、「こりゃ、ワグナーのヴァルジファルじゃん!」だったのですが、クラシックの音楽スタイルは大いにクラブカルチャーと呼応するところがある。
クラシックを脱構築したとも言える現代音楽の、そのむき出しになった骨格をクラブアプローチすると、どんなもんかいな? という刺激的な試み。
この夏の猛暑で、溶けたバターのようにダルダルになった心身を、急速冷凍するような刺激的な一夜になる所存。
教養としてのクラシックではなく、ドミューンに親しんだクラブ耳を持つ人にこそ体験してほしい、この爆音音浴。
生演奏がデフォルトだけれど、録音とオーディオという現代の テクノが入ってこその、音と脳と身体とのセッションを堪能して下さい。

●プログラム
カールハインツ・シュトックハウゼン「コンタクテ」「グルッペン」「ヘリコプターカルテット」
ジョン・ケージ 「ソナタとインターリュード」
ピエール・ブーレーズ「ル・マルトー・サン・メートル」「構造1」
モートン・フェルドマン 「コプトの光」「サミュエル・ベケットのために」
ルチアーノ・ベリオ「室内楽」「ノウンズ」

ゲスト 菊地成孔(きくちなるよし)
音楽家/文筆家/音楽講師
東京ジャズシーンのミュージシャン(サキソフォン/ヴォーカル/ピアノ/キーボード/CD-J)として活動/思想の軸足をジャズミュージックに置きながらも、極度にジャンル越境的な活動を展開、演奏と著述はもとより、ラジオ/テレビ番組でのナヴィゲーター、コラムニスト、コメンテーター、選曲家、クラブDJ、映画やテレビドラマの音楽監督、対談家、批評家(主な対象は音楽、映画、服飾、食文化、格闘技)、ファッションブランドとのコラボレーター、ジャーナリスト、作詞家、アレンジャー、プロデューサー、パーティーオーガナイザー等々としても評価が高い。

席亭 湯山玲子(ゆやまれいこ)
著述家、ディレクター。
著作に『女ひとり寿司』(幻冬舍文庫)、『女装する女』(新潮新 書)、『四十路越え』(ワニブックス)、近著に『ビッチの触り方』(飛鳥新社)等。
10月に幻冬舍から上野千鶴子との対談本が出版予定。
父君がクラシック作曲家、湯山昭という環境に育ちつつも、ハマったのはクラブミュージックで、著書『クラブカルチャー!』(毎日新聞出版局)は、クラブ文化を都市や歴史風土の観点から分析、論考を行った。
日本大学藝術学部文芸学科非常勤講師。

9.21(金)
湯山玲子presents
爆クラ <第15夜>
「 現代音楽はクラブカルチャーになりうるか?」

席亭:湯山玲子
ゲスト:菊地成孔

開場:19:15
開演:20:00

料金:¥3,000+ドリンク代
   ¥1,500+ドリンク代(学割)

*チケットはソルドアウトになりました。
キャンセル待ちのチケットのご用意もございません。