あの三軒茶屋で、絶体絶命な神話空間をデザインしたBarTERRAが、オールナイト・イベントとして音楽実験室・新世界に復活！
新年のキー・コンセプトは、《乙女から妖精へ、バ・レエ》。
ヴァルスな舞曲にアルコールを混ぜ和えて、ミュージカルに身体を召喚するオルギーな夜。
妖精の漂うダンス・パフォーマンスにつつまれて、“テラ劇場／TERRA Theatre”なる新世界を存分におたのしみください。
もちろん、絶体絶品な南インドTERRA Curryを料理するプランあり

☆《乙女から妖精へ、バ・レエ》by Rei Owada

　ある男はわたしを蝶のようだと呼ぶ。ある男は蛇のようだと、またある男は妖精のようだ、蘭のようだ、つるつるとした卵、とりだしたばかりの真珠、盃のような鎖骨に完全な球体。

　きみは踊りをいつ覚えた。白髭の男爵が云うの。あたしは知らない。メソッドなら教わったことがない訳ではないわ。バレエにはバレエの、モダンにはモダンの、民の踊りには民の祈りの、戒律なり聖なる規律と背徳があるわ。だけど踊ることをいつ覚えたのかなんて知らない。それを知ったとき、踊りを知性や宗教なんかの異物に還元したとき、あたしは踊れなくなる。あたしにわかっているのはそれだけ。巡り巡って踊り続けること、白と黒の回転木馬、自ずから宙づりになることを大衆が欲する、ということがあたしにはわかる。あたしは必要とされたい、崇拝されたい、欲情されたい、陵辱されたい。祈り続けたい。それだけです。

　無垢な時間が過ぎて、人生は綱渡りのロープの上よ。誰も彼もが張りつめたロープの上で束の間巡り会うサーカスの男と女みたい。降りることのできない舞台がはじまるの。

DANCE Performance

KaoRi

Marin

DJ

湯山玲子（from爆クラ）