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湯山玲子presents 爆クラ 第21夜「 蓄音機に溺レテ、ハマれ」

きっかけは、島田雅彦さんに出ていただいた、前回のオペラをテーマとしたトークの中で、「蓄音機の音が凄い」という話題。
これ、以前にも私、蓄音機DJの音楽イベントをやったことがあり、そのエレクトロニクス以前の音像の素晴らしさと意外に爆音な音量に驚いたことがあります。
特に人の声の再現は素晴らしく、蓄音機のラッパの前に歌手の幻が見えるような生々しさ。
その蓄音機に魅せられて、ご自宅にそれが鎮座しているという島田さんと愉しむ「蓄音機の素晴らしき世界」。
CDとの音の比較なども盛り込み、音響ファンは、知っておいた方がいい音楽体験の夜です。

教養としてのクラシックではなく、ドミューンに親しんだクラブ耳を持つ人にこそ体験してほしい、この爆音音浴。
生演奏がデフォルトだけれど、録音とオーディオという現代のテクノが入ってこその、音と脳と身体とのセッションを堪能して下さい。

●プログラム(予定)

・ベートーベン 弦楽四重奏曲第16番OP135 第4楽章 ブッシュ・クワルテット
・ヴェルディ『アイーダ』清きアイーダ
・プッチーニ『ラ・ボエーム』O SOAVE FANCIULLA
 テノール ベニアミーノ・ジーリ
・モーツアルト『ドン。ジョヴァンニ』IL MIO TESORO DALLA SUA PACE
 テノール ティート・スキーパ
・シューマン『トロイメライ』
 チェロ パブロ・カザルス
・ショパン 『ポロネーズ変イ長調』
 ピアノ アルフレード・コルトー
・ベルリオーズ『ファウストの劫罰』 ラコツキ―行進曲
・サンサーンス『サムソンとデリラ』バッカナーレ
 レオポルド・ストコフスキー フィラデルフィア管弦楽団
・ドリーブ『ラクメ』 クロシェッテのアリア
 
 ソプラノ クララ・クレルベール
・マイアベーア「アフリカの女」おおパラダイス
 テノール ユッシ・ビヨルリンク
・シューベルト『魔王』
 バリトン ゲルハルト・ヒッシュ
・ベッリーニ『夢遊病の女』 Ah non credea mirarti
 ソプラノ アメリア・ガリクルチ

席亭 湯山玲子(ゆやまれいこ)
著述家、ディレクター。
著作に『女ひとり寿司』(幻冬舍文庫)、『女装する女』(新潮新 書)、『四十路越え』(ワニブックス)、近著に『ビッチの触り方』(飛鳥新社)、『快楽上等! 3.11以降を生きる』(幻冬舎)等。父君がクラシック作曲家、湯山昭という環境に育ちつつも、ハマったのはクラブミュージックで、 著書『クラブカルチャー!』(毎日新聞出版局)は、クラブ文化を都市や歴史風土の観点から 分析、論考を行った。
日本大学藝術学部文芸学科非常勤講師。

ゲスト
島田雅彦(しまだまさひこ)

小説家。東京外語大学外国学部ロシア語学科卒業。大学在学中の83年,『優しいサヨクのための嬉遊曲』でデビュー。芥川賞候補となる。『彼岸先生』で泉鏡花文学賞を受賞。初期の作品に『ドンナ・アンナ』という表題があるように、オペラに造型が深く、皇室をめぐる血族4代の恋愛を描いた『彗星の住人』を発表のその後、「Jr.バタフライ」として2004年に自信の台本にて、三枝成彰作曲にてオペラ化された。他にも同作曲家とのコンビで「忠臣蔵」などの作品がある。法政大学国際文化学部教授。芥川賞選考委員。

4.9(火)
湯山玲子presents 爆クラ第21夜
「 蓄音機に溺レテ、ハマれ」

席亭:湯山玲子
ゲスト:島田雅彦

door open 19:15
start 20:00

料金:¥3,000+ドリンクオーダー
学割:¥1,500+ドリンクオーダー