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Produce lab 89 presents 『夜の入り口』- 倉橋由美子を聴く、たしなむ、旅する – 第2シーズン「酔郷譚」

村岡希美と池谷のぶえが、
素敵な紳士達と、大人のための読み聞かせ。
大好評を博した第1シーズン
「大人のための残酷童話」を経て、
第2シーズンにセレクトしたのは、
倉橋由美子の最後の小説となった「酔郷譚」。

名家の御曹司にして粋人の美青年・慧(けい)くんが、
ベテランバーテンダー・九鬼(くき)さんのつくる
不思議なカクテルで、この世ならざる場所に旅する
ひとときを、極上の言葉で綴った短編集です。

磨き上げられた蒸留酒のようにすっきりと簡潔で、
五感に美しく響く言葉が、村岡、池谷、そしてゲスト
という3人の読み手と音楽によって
全身に行き渡り、聴くうちに、
慧くんと共に艶めく異界をのぞけるはず。

それは、魔界か桃源郷か──。

『夜の入り口』は、ここからが本番です。

厳選した5編の中から3~4編を日替わりで、
どの作品をリーディングするかは、
ご来場になってのお楽しみ。
晩夏の夜のひととき、大人にだけ許されたほろ酔いの
ショートトリップをどうぞご堪能ください。

村岡希美プロフィール
1970年、東京都出身。
95年、劇団ナイロン100℃のオーディションに合格し、入団。現在まで多くの作品に出演。
また、河原雅彦、千葉雅子、坂田聡らと立ち上げたユニット「真心一座 身も心も」では座長として活躍。
映画『夢売るふたり』、ドラマ『野田と申します』など映像作品にも出演。

池谷のぶえプロフィール
1971年、茨城県出身。
94年「劇団猫ニャー」(のちに演劇弁当猫ニャーと改名、04年に解散)の旗揚げから全作に出演。
蜷川幸雄、舞台では、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、長塚圭史ら、さまざまなタイプの演出家から指名を受け、また映像では、現在、『メグたんって魔法つかえるの?』に出演中。

倉橋由美子について
編集者の松岡正剛は倉橋について「今日のあまたの現代小説、なかでも村上春樹や吉本ばななや江國香織に代表され、それがくりかえし踏襲され、換骨奪胎され、稀釈もされている小説群の最初の母型は、倉橋由美子の『聖少女』にあったのではないかと、ぼくはひそかに思っている。」と語っています。とすれば、私達はどれだけ知らないうちに“倉橋ワールド”の影響を受けてきたのでしょうか?
インテリジェンスだけでは過剰になりがちですが、そこにセンスが加わると文章はシンプルになります。
さらに一流の美意識が流れていれば、毒とユーモアが醸し出されます。
倉橋小説の真髄は“ほんのひとこと”にそれらが幾重にも織り込まれていること。
『夜の入り口』では、イメージ豊かなその世界に、村岡希美と池谷のぶえのリーディングと生演奏で立体的な命を吹き込みます。

参考サイト※松岡正剛の千夜千冊
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1040.html

8月22日(木)
Produce lab 89 presents
『夜の入り口』
- 倉橋由美子を聴く、たしなむ、
旅する -
第2シーズン「酔郷譚」

出演:村岡希美
   池谷のぶえ
   鈴木光介(ミュージシャン)
日替わり男性ゲスト:近藤公園

第1ステージ
開場:19:00
開演:19:30
第2ステージ
開場:21:30
開演:22:00

*入れ替え制・全席自由
*1ステージは約1時間を予定しています。
 お時間のある方は、終演後も客席でゆっくりお過ごしいただけます。

料金:2,500円+ドリンク代

ご予約:Produce lab 89サイト
http://www.producelab89.com/

企画・制作:Produce lab 89
      (ハチジュウキュウ)
問い合わせ:090-8308-4433