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川村亘平斎×藤田陽介 「僕らの影絵と音楽 VOL.3」

インドネシアに伝わる青銅楽器ガムランと影絵を操り、変幻自在なパフォーマンスをする“滞空時間”の川村亘平斎氏が立ち上げた新シリーズ企画「僕らの影絵と音楽」。
初回は秋田ゴールドマン、二回目はオロロトリヒロとの競演を果たし、今回空想を具現化した完全自作のパイプオルガンと声、ホーメイを自在に操る藤田陽介氏が登場する。
西麻布新世界が、世界のどの場所にもない時空空間となる!必聴必見!

川村亘平斎
ガムラン奏者
影絵デザイン
イラストレーター
http://yehoc.exblog.jp
taikuhjikang.com

インドネシアの青銅打楽器「ガムラン」を中心とした音楽活動をはじめ、影絵,デザインなど多方面に活躍する芸術家。
2012年のインドネシア、マレーシアの二カ国を廻った東南アジアツアーを成功させ、海外からも絶賛されているソロユニット【滞空時間】を中心に、飴屋法水、OOIOO、OKI、小山田圭吾、永積タカシ、uzhaan他数多くのアーティストとの共演。
影絵デザイナーとしても精力的に活動し、個展「密林時間」、シャッター商店街に影絵を映すインスタレーション、影絵人形を実演製作する「似顔絵影絵」他も注目を集めている。
日本各地に赴きワークショップや作品制作を通して、そこに住む人達と共にその土地に残っている伝承を使った影絵の物語を作る活動や、夏祭り復興の為、子ども達にガムラン演奏を教えてみんなで演奏する等、現代日本と伝統的な感性をつなぐツールになる新たな「芸能」のカタチを発信し続けている。

藤田陽介
音楽家

広島県尾道市生まれ、香川県出身、神奈川県在住。
鳥を師匠とする。
2009年、空想を具現化した完全自作のパイプオルガンを製作。
自作楽器「11’s Moon Organ」(和名/管鳴-くだなり-)である。
ふいごからパイプまで全てを一人で作り上げたそのオルガンは、構造や演奏方法の全てが空想の世界から生まれたものである。
その為このオルガンは鍵盤すら持たず、さらに奏者自身がふいごを操作し続けながら演奏するという独自のスタイルに至った。
半分自然現象のようなこの楽器の響きは、平均律には当てはまらない微妙なゆらぎを持ち、そのプリミティブな音世界はあらゆる「風景」を想起させる。この世に一台限り実在する空想楽器である。
また同時に声・歌の使い手であり、ホーメイや動物の声帯模写、シャーマンの歌唱法などを取り込み、独自の歌を展開している。
自身の農民生活の中から自然と生まれた楽曲や、ある種の儀式的な楽曲など音楽的内容もさることながら、ふいごを動かし続けながら「歌う」そのパフォーマンス風景が強烈な印象を残し話題を呼んでいる。
近年では、巻上公一(ヒカシュー)やHACO(After Dinner)、田中悠美子、BREATH MARK(二羽高次)、山本精一など第一線の音楽家との共演も多く、又、ダンサーや映像作家との共演、展示活動やライブ企画など、様々な展開をみせている。
過去にアルバム「芸術家にて」(2006)、「石切と4つのコンチェルト」(2008)をFlavour of soundよりリリース。
2011年には自作楽器「11’s Moon Organ」初の収録音源となる「ヒビナリ」を自主レーベルOtototoriよりリリースした。
2007年には絵やコラージュ、写真などの美術作品による個展「森の子供」を金沢と大阪で開催。
2010年には空想楽器「11’s Moon Organ」の製作過程における貴重な内部写真、使用した道具類やパイプの鉄くずなどを一挙に公開した個展「11’s Moon Organ展」が大阪にて開催された。

10.22(火)
川村亘平斎×藤田陽介
「僕らの影絵と音楽 VOL.3」

出演
川村亘平斎(ガムラン/影絵)
藤田陽介(自作楽器)

開場:19:00
開演:19:30

チケット代
ご予約:¥2,000+ドリンク代
当日:¥2,500+ドリンク代