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Tukico ~ Berlin→Tokyo ! ~

ドイツのプログレッシブ・ロックグループ Tangerine Dream(タンジェリンドリーム)のメンバーとしての活動や
ジェーン・バーキンのサポートメンバーとして欧米、中東などでライヴを行なっている
ベルリン在住のヴァイオリニスト山根星子が緊急来日!
エレクトロニカ系ソロ・プロジェクト “Tukico”の日本初ライヴ!
このチャンスをお聞き逃し無く!!

■Tukico
ドイツのプログレッシブ・ロックグループTangerine Dreamのメンバーとして活動しているベルリン在住のヴァイオリニスト山根星子のソロ・プロジェクト。
アコースティックのヴァイオリンの音色とエレクトロニカの融合を試みる。
2013年に開始した同プロジェクトは、イギリスのオーディオウェブマガジン(Sequences Electronic Music Podcast)やアニメーション作品への楽曲提供を行っている。
またライブではヴァイオリンの生演奏を中心にパフォーマンスを展開。
クラシック音楽や現代音楽で得た演奏技術を駆使し、エフェクターなどと織り交ぜて新たな音世界を生み出している。
山根星子は大阪府立夕陽ケ丘高等学校音楽科を経て、愛知県立芸術大学音楽学部器楽科(ヴァイオリン)卒業、同大学院修了。
ロストック音楽大学にてディプロム取得、首席で卒業。
在学中よりブランデンブルク国立管弦楽団(Brandenburgisches staatsorckester)にて研修生を務めた後、Tangerine Dreamのメンバーに加入。
多数のFestivalやヨーロッパ、アメリカツアーなど精力的に活動している。
その他Jane BirkinやSub-tle.などのツアーサポート、音楽舞踏演劇集団「三國」やHironori Sugataとの舞台作品との共演の他、自身のプロジェクトとしては、コンテンポラリーダンスカンパニー「Tansik」、石(klangstein)と木(Violin)によるユニット「KiSeki(木石)」などがある。
音楽活動の他、不定期でUstream放送している実験的街歩き情報番組「ベルリンからペコリン」が人気上昇中。

■山根星子インタビュー
※PEKOLIN in BERLIN(2013.5.13放送分から抜粋)
http://www.stopmotion.jp/hoshiko_yamane.html

Q : 日本でクラシックを勉強してベルリンに行って、表現のスタイルは変わった?

表現というか、根本的に、クラシックを勉強してて留学しにドイツに来たのに、たまたまベルリンの先生が見つかってベルリンに来て、それなのに完全にテクノ好きになって毎週クラブ行って、影響されたとかそんなレベルじゃなく、そして今はタンジェリンドリームの一員で、がんがんエレクトロニカやってますみたいな感じです(笑)。人生わかりません。

Q : でもクラシックとエレクトロニカって相性いいのでは?

そうですね、やっぱりなんていうのかな、ベルリンはすごいベルリンフィルっていうクラシックの最高峰があって、もうそれが当たり前のように昔からあって、さらにそこに新しい音楽というか違うジャンルのものとかも受け入れていくというか、だからひと通りみんなベルリンフィルのレベルのようなものすごいものを当たり前のように聴いていて、子供の時に行ったりとか、その上でさらに、みたいな感じですね。

テクノもやっぱりベルリンといえばもうテクノシーンがすごいので、それが大好きで来る人もいっぱいいるし、もちろんそういう人もベルリンフィルに行ったりするし、あとドイツ人とか、そういうガチガチテクノっていう感じではなくもっと実験音楽とか、エクスペリメンタルな、なんかものすごく斬新なものとかそういうのも受け入れるというか、みんなやってますね。そういうところに昔よくセッションとか行ってたんですけど、即興の場とか、そういうところもやっぱり音大は出てるとか、そういう人もいっぱいいるんですよね。

Q : 最近、著作権関連の縛りがどんどん厳しくなってるようだけど、どんな状況?

最近ドイツの著作権のGEMA(著作権協会)っていうのが厳しくて、なんか色々問題があって、DJもプレイするしないにかかわらず持ってるだけで、パソコンに音が入ってるだけで1曲いくらか払わなきゃいけないみたいな、法律も変わったりしてすごく難しいし、GEMAに払う量が増えて、クラブが支払えなくなって閉鎖、有名どころが潰れたりとか。

GEMAっていうのが著作権なんですけど、DJ的にはキツいけど、作曲家的にはまぁいいですよね。作ってる人に還元されればの話ですけど。一般のお客さんがGEMA反対みたいな感じでそこらへんでデモしたりとかやってますよ。クラブが潰れちゃうんでね。で、そのクラブが潰れるってことは、ベルリンに来る観光客の半分がクラブ目当てなんですよ。その観光客も来なくなるっていうので、もっとクラブをそんなサブカルチャーじゃなく観光メインとして考えていこうよ、みたいな運動はありますけど、どうでしょうね。そういうことも含めてなんていうか、小ぎれいになっているというか、生きにくくなっていますね。私がいるこの7年ほどでもだいぶ変わりましたし。

Q : ベルリンはこれから近い将来どうなっていきそう?

これから…だからこのままあんまり面白くなくなっていくと残念ですよね。やっぱりなんか、パリとかロンドンってもっと確立されてるんですよ。物価も高くて。そういうところからみんな「ベルリンの方が面白いことできるらしい」みたいな感じで「物価も安いしいいらしいぜ」みたいな感じで移ってきた人とかいっぱいいるんですよ。それで、ベルリンがやっぱりエクスペリメンタルなところとか…もちろん、自称アーティストみたいな、なんなのかよくわからない、「それうちでも描けるよ!」みたいな人もいますよ。みんなそうやって言っちゃってるみたいな。そういう人もいっぱいいるけど、でもやっぱり中にはちゃんとやってるアーティストさんもいて。

まぁとにかく劇場とか借りるのも安いし、市が劇場を持っていたりするからだいぶ安いんですよ。日本から考えるとね。だからそういうことで気軽に借りれて、発表の場があるっていって。発表の場があって、さらにお客さんは「外国人がなんかわけのわからんことをやってるぞ」って思うんじゃなくて、みんな来てくれるっていう。そういう環境があるんだけどやっぱりどんどん変わっていって、そのままなんか難しくなっていったらちょっと残念ですよね。

いまほんと過渡期かなと思ってます。ベルリンが。だからベルリンでアーティストでそうやって面白く生きてた人たちはもうベルリンが変わっていきそうで「次はトルコだ」とか言って(笑)、トルコとか「アムスもまだ面白いことできるぞ」とか、そのへんに行ったりしてますけどね。

横田寛之 (sax)
1981年7月30日生まれ。岐阜県美濃市出身。獅子座のAB型。
父が尺八師範、母が琴・三弦師範の家に育ち、3歳よりピアノを始める。
13歳よりアルトサックスを始め、18歳で上京。
早稲田大学ハイソサエティオーケストラでジャズを始め、2年次よりコンサートマスターを務める。
在学中に2002年、2003年太田市ジャズコンテストにて2年連続ソリスト賞受賞。
2004年に早稲田大学を卒業後、ミュージシャン業とプログラマ業を並行して活動開始。
2005年、ピアノ伊藤志宏とゴーシュ&レオナルド結成。
2006年浅草ジャズコンテストにて銀賞受賞。
2006年3月、日本トップアルト奏者の多田誠司氏とIntroduce Young Lionsと銘打って共演。
同年、横田寛之カルテット「ゴウダヴ」結成。
以降、音楽制作gauchedavinci music を主宰。
2008年1月、「要注目ミュージシャン」として雑誌「JAZZ批評」に取り上げられる。
2009年10月、グランジオルタナジャズトリオと称したストリートバンド、横田寛之ETHNIC MINORITYを結成。
2010年8月、ジャズレーベル、anturtle tuneより1stアルバム『表参道ワンピース』を発売

タワーレコード、ディスクユニオンを中心に売上を伸ばし、タワーレコード新宿店にてインストアライブを行う。
2011年12月、東京ザヴィヌルバッハ with Yosvaney Terry公演のオープニングアクトを務める。
2012月1月、横田寛之ETHNIC MINORITYによる0thアルバム『Introducing ETHNIC MINORITY〜live at Yoyogi〜』(OTOTOY)、1stデビューアルバム『Startin’』(EWE RECORDS)をリリース。
HMV、タワーレコード各店舗でインストアライブを行う。
また、同月、東京FM『太田胃散 presents 内山理名のSweet Life』に自身の楽曲『アレントの恋』を提供。
http://www.gauchedavinci.com/profile.html

Reatmo (Human Beatbox)
19歳で、アメリカ・ボストンで行われたビートボックスの大会「バトル」で優勝。
帰国後、都内のライブスペースを中心に、24時間テレビやFMラジオ番組、Ustream番組などで勢力的にライブを行い、マイク一本で観客を沸かせてきた。
ビートボックスと声だけを素材として楽曲やリミックスも制作。
2012年にはBeyoncé(ビヨンセ)が世界規模で行ったリミックスコンペで入賞。
さらに、独自に構築したループマシンを駆使して、ビートボックスの多重録音によってライブの現場で曲を作ってしまう「ひとりバンド」「人間DJ」のようなパフォーマンスも行う。
クラシックの楽団から、いわゆる音響系と呼ばれるエクスペリメンタルな音楽まで、
幅広い分野の音楽とコラボを重ねてきたセッションミュージシャンとしての顔も持つ。
音楽制作ソフトウェア「Ableton Live」の公式ワークショップライブに招聘される一方で、ロンドンブーツ・淳氏に見いだされるなど、幅広いシーンで活躍。

田野村聡(Soh Tanomura)
岡山県岡山市出身。
島根大学総合理工学部卒業。
ギター、電子音楽制作、DJ等の多様な音楽遍歴を経た後、大学入学と同時に尺八と出会う。
在学中、琴古流尺八を筧秀月氏、現代邦楽を田辺洌山氏、田辺頌山氏に師事。上京以後、菅原久仁義氏に古典から現代曲まで幅広く師事。
NHK邦楽技能者育成会51期修了。日本音楽集団団員。第17回長谷検校記念くまもと全国邦楽コンクール優秀賞(笛・尺八音楽の部1位)受賞。
伝統楽器奏者として国内外で多数のコンサートに出演する一方、著名アーティストとの共演やレコーディング等の多岐に渡る活動を展開し、尺八の表現における新たな可能性を追求している。

大野要介 (VJ + α)
STOPMOTION.JP主宰。
グラフィック、映像、写真等をミックスした表現で幅広いシーンに出入りする。
様々なジャンルのアーティストやクリエイター、ミュージシャン等の発信者と受信者が交差する場としてSTOPMOTION.JPを立ち上げ、ライブメディアの可能性を模索。
トランペット奏者としてThe CHICAMOに参加。

2.24(月)
Tukico ~ Berlin→Tokyo ! ~

出演
Tukico(electric violin)
横田寛之 (sax)
大野要介 (VJ)
Reatmo (Human Beatbox)
田野村聡(尺八)

open:19:00
start:20:00

チケット
ご予約:¥2,800+ドリンクオーダー
当日:¥3,200+ドリンクオーダー