文字サイズ: | | オリジナル
PICK UP
湯山玲子presents 爆クラ 第33夜「小西康陽 TOKYOの合唱」

ピチカートファイヴを主催し、このコンセプトと楽曲が世界のポップスシーンに多大な影響を与え、最近では八代亜紀のジャズアルバムをプロデュースするなど、 音楽界にはっきりと小西ワールドを造り上げている才人による、「日本人作曲家の日本語による合唱」の魅力のすべて。

日本人は合唱に最も親しんでいる国民とも言えます。クラスごとの合唱祭を通年の学校行事として行っていたり、部活動の合唱も盛んで、全国レベルの合唱コンクールに力を入れている学校も大変多いのです。その反面、クラシックの音楽ジャンルとしては、歌うネタとしてだけ考えられて、それを作品として”聴く”機会は実はあまりない、という鬼っ子的存在でもあったりして。

考えてみれば、人の声とハーモニーと歌詞の世界という、ポップスの三大柱がすべてそろっているのが合唱曲。「知らない曲がすでに世界には存在しないのでは」というほどのレコード番長としても知られる、小西康陽さんが、その魅力をどう分析、紹介していただけるのか? また、ポップス/クラブミュージック耳から見た、合唱の今後の可能性とは?!

タイトルの『東京の合唱』とは、自身の手になるエッセイ集と楽曲、小津安二郎の映画のそれですが、「合唱」という音楽表現の魅力とともに、その語感やスタイルが持つ文化的な意味も探っていきます。

クラシック音楽ファンも、そしてポップスファンも、盲点としているこのジャンルの全く新しい「聴き方」が開発されそうな予感です。

6.24pizzicato1_konishi

 
ゲスト:小西康陽
1959年、北海道札幌生まれ。
1985年にピチカート・ファイヴでデビュー。
豊富な知識と独特の美学から作り出される作品群は世界各国で高い評価を集め、1990年代のムーブメント“渋谷系”を代表する1人となった。
2001年3月31日のピチカート・ファイヴ解散後は、作詞・作曲家、アレンジャー、プロデューサー、DJとして多方面で活躍。
2011年5月には「PIZZICATO ONE」名義による初のソロプロジェクトとして、アルバム「11のとても悲しい歌」を発表。
2012年10月発売の八代亜紀「夜のアルバム」ではアルバムプロデュースおよびアレンジを担当した。
著書に片岡義男と共著の「僕らのヒットパレード」ほか。

席亭
湯山玲子(ゆやまれいこ)
著述家、ディレクター。
著作に『女ひとり寿司』(幻冬舍文庫)、『女装する女』(新潮新書)、『四十路越え』(ワニブックス)、近著に『ビッチの触り方』(飛鳥新社)等。
父君がクラシック作曲家、湯山昭という環境に育ちつつも、ハマったのはクラブミュージックで、著書『クラブカルチャー!』(毎日新聞出版局)は、クラブ文化を都市や歴史風土の観点から分析、論考を行った。
坂本龍一との対談が月刊誌ゲーテとwebマガジンcommmonsで連載中。
日本大学藝術学部文芸学科非常勤講師。

6.26(木)
湯山玲子presents
爆クラ 第33夜
「小西康陽 TOKYOの合唱」

ゲスト:小西康陽
席亭:湯山玲子

door open 19:15
start 20:00

料金
¥4,300(税込み)+ドリンクオーダー
¥2.000(税込み)+ドリンクオーダー(学割)