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新世界 Presents Special Live Performance vol.2 『d / a / d (デーアーデー)』

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d/a/d、それは鍵盤と鍵盤、声帯と声帯とが、完全協和音程として響きあう至上の物理現象。
d/a/d、それは血の記憶がデコードされ、遺伝子情報がコード化された”私”の原点。
d/a/d、それは重力にまかせて未来へと墜落し、今という瞬間を求めては離陸する、命の鼓動のオノマトペ。

音楽実験室「新世界」が主催する、コラボレーション・シリーズ第二弾、『d/a/d』。
日本屈指のホーメイ歌手でありながら、現代美術の分野でも活躍し、近年では役者としてもその怪演が話題を呼んでいる山川冬樹。
菊地成孔率いるDCPRGのメンバーであり、作曲家、ヴォーカリスト、ピアニストとして活躍目覚ましいオンガクの申し子、小田朋美。
マネキン然とした佇まいと、動物的躍動感を併せ持ち、日本とドイツを股にかけて活動する新進気鋭のダンス・パフォーマー、ハラサオリ。
昨年、新世界で上演されて話題となった『ASYMMETRIA』、『Pとレ(これからかみさまのはなしを、するなら聴く?)』を経て出会った三人が、
光と記憶、音楽と身体を一つのステージに結晶化させる。

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山川冬樹 Fuyuki Yamakawa

ホーメイ歌手/現代美術家。自らの声・身体を媒体に視覚、聴覚、皮膚感覚に訴えかける表現で、音楽/現代美術/舞台芸術の境界を超えて活動。己の身体をテクノロジーによって音や光に拡張するパフォーマンスを得意とし、歌い手としては日本における南シベリアの伝統歌唱「ホーメイ」の名手として知られる。活動の範囲は国内にとどまらず、これまでに15カ国でパフォーマンスを上演。また現代美術の分野では、自らが発声する「パ」という音節の所有権を、一人のアートコレクターに100万円で販売することで成立するパフォーマンス、『「パ」日誌メント』を2011年より開始。以降一切「パ」と発音することなく暮らしている。現在、東京都現代美術館にて自身の代表作にあたるインスタレーション作品『The Voice-over』を公開中。

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小田朋美  Tomomi Oda

作曲家、ヴォーカリスト、ピアニスト。言葉と音楽、空間と音楽、映像と音楽、など様々なシーンに於ける音の在り方を追求しつつ、構築と脱臼を繰り返しながら作曲・演奏の分野で活動中。2011年、谷川俊太郎氏書き下ろしの詩によるパフォーマンス『poetry clock ~詩時計|音時計~』を発表。現在はソロ活動に加え、詩と音楽のコラボレーション集団「VOICE SPACE」コンポーザー、「DCPRG」キーボーディスト、ドラマー・田中教順とのカバーユニット「エビデュオ」、日本各地で行われる津軽三味線の名手・二代目高橋竹山の演奏会ピアニストなど、多岐にわたる活動を展開している。菊地成孔との共同プロデュースによる1stアルバム『シャーマン狩り』が発売中。

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ハラサオリ Saori Hala

ダンスパフォーマー、美術家。幼少よりクラシックバレエ、モダンバレエ、大学にてデザインを学び、2012年より東京・ベルリンを拠点に活動を開始。これまでに日本、ドイツ、ギリシャなどで制作・発表を重ねる。パフォーマンスにおいては自らの身体の即物性、光と陰の関係を利用しながら時間と空間をコントロールする。日常的な運動に潜む美しさと違和感、タイポグラフィにおける身体性に着目して振付を起こし、それに付随する舞踏譜や映像の制作も行っている。
2011年東京藝術大学デザイン科卒業/ 2012年バウハウス大学留学/ 2015年東京藝術大学デザイン科修士課程修了、ベルリン芸術大学振付専攻(HZT Berlin)入学

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新世界 Presents
Special Live Performance vol.2
『d / a / d (デーアーデー)』

構成・演出・音楽・出演
小田朋美/ハラサオリ/山川冬樹

照明:伊藤侑貴
映像:大野要介
スティール撮影:乙咩海太
映像記録:宮武孝行

制作・プロデュース:金上みはる
主催:音楽実験室 新世界

開場:19:30
開演:20:00

チケット料金
予約:¥3,300+ドリンクオーダー
当日:¥3,800+ドリンクオーダー
学割:¥2,500+ドリンクオーダー