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湯山玲子presents 爆クラ 第41夜「飴屋法水にクラシック音楽をプレゼンテーションしてみた!!」

80年代後半の演劇界に東京グランギニョルという伝説の演劇ユニットにて業界を震撼させた飴屋法水さん。私はちょうどその頃、カルチャー情報誌ぴあの演劇担当で、彼の完全に「音楽と舞台美術と役者の存在が等価」になって押し寄せて来るその舞台に圧倒され、大ファンになってしまいました(今でこそ、演劇において音楽は大重要事項ですが、当時は「伴奏」のごとくだったのです)。

選曲家としての仕事も、「ここでこう来るか?!」の驚きに満ちた表現の数々を目撃したコチラとしては、その「脳内音楽リスト」にいかに、クラシック音楽が入り込めるのか? という植村直己よりも冒険家な企て。

現代音楽は必須として、バロックやロマン主義の中にも、飴屋的世界観が潜んでいるのかも、と。

映画や芝居に非常によく使われてきたあの名曲から、クラシック独自の音響の数々まで。クラシック音楽を下敷きに、パフォーマンス全体に置ける飴屋流音楽のあり方、考え方を浮き彫りにできれば、と思います。

4.22ameya

ゲスト:飴屋法水
1961年生まれ。
78年、唐十郎主催の「状況劇場」に参加。
84年に「東京グランギニョル」を結成し、カルト的な人気を博す。
87年「M.M.M」を立ち上げ、メカニックな装置と肉体の融合による『スキン/SKIN』シリーズでサイバーパンク的な舞台表現を固める。
90年代は舞台から美術活動に移行しながらも、人間の身体に一貫してこだわり続け、輸血、人工授精、感染症、品質改良、化学食品、性差別などをテーマとした作品を制作。
95年、ヴェネツィア・ビエンナーレ参加後に美術活動を停止しするが、2005年に「バ  ング  ント」展で美術活動を再開、08には平田オリザ作『転校生』の演出を手がけ、本格的に演劇活動に復帰。
日本に移住した外国人を起用した「サイコシス」、グラウンドの穴や廃屋を舞台にした「わたしのすがた」夢の島における野外劇「じ め ん」など、4回連続でフェスティバルトーキョーに参加。大分や新潟など地方の芸術祭への参加、商業演劇的な舞台の演出も手掛ける一方、2013年には、朝吹真理子とのテキストいわき総合高校生徒と校庭で上演した「ブルーシート」、家族3人での上演「教室」など、活動は多岐に渡る。
2014年「ブルーシート」で第58回岸田國士戯曲賞受賞。
また、パフォーマーとしてライブに参加することも多く、大友良英、七尾旅人、小山田圭吾、青葉市子など、世代を超えた多くのミュージシャンと共演。

席亭
湯山玲子

著述家、ディレクター。
著作に『女ひとり寿司』(幻冬舍文庫)、『女装する女』(新潮新書)、『四十路越え!』(角川文庫)、上野千鶴子との対談集「快楽上等! 3.11以降の生き方」(幻冬舎)。
『ベルばら手帖 マンガの金字塔をオトナ読み』(マガジンハウス)、『文化系女子の生き方』(大和書房)など。
父君がクラシック作曲家、湯山昭という環境に育ちつつも、ハマったのはクラブミュージックで、著書『クラブカルチャー!』(毎日新聞出版局)は、クラブ文化を都市や歴史風土の観点から分析、論考を行った。
東京MXテレビ『ばら色ダンディー』金曜日レギュラー出演中。
日本大学藝術学部文芸学科非常勤講師。

4.22(水)
湯山玲子presents 爆クラ 第41夜
「飴屋法水にクラシック音楽をプレゼンテーションしてみた!!」

席亭:湯山玲子
ゲスト:飴屋法水

door open 19:15
start 20:00

料金
¥3,000+ドリンクオーダー
¥1,500+ドリンクオーダー(学割)