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コモエスタ劇場第二話 「手編の天使」 since debut

since デビューLIVE!
クラシカルなピアニスト福原まり、ジャパニーズ・ハウスミュージックのオリジネイター寺田創一、謎のギタリスト高橋ピエール、DJのコモエスタ八重樫のユニット初LIVE。ゲストボーカルに岩下清香。クラシカルなアンビエントサウンドとデジタルビートの新しい出会いを体験ください。当日はゲストお含んだメンバー各々のソロパフォーマンスも楽しめます。
高橋ピエール独演/寺田創一ハウスセット/岩下清香+吉田孝(ローズアンリミテッド)

福原まり(Piano:Gemini.B)
80年代、戸田 誠司らのグループに加入1983年日本コロムビアのShan-ShanレーベルからShi-Shonenとしてメジャー・デビュー。のち、細野晴臣氏のノンスタンダードに移籍、85年に旧国立競技場で開催された「ALL TOGETHER NOW」で再結成されたハッピエンドにキーボードで参加。hi-Shonenは同時期にサックスの 矢口博康バイオリンの美尾洋乃を加えて実験的グループReal Fishのメンバーとしても活動。早すぎたラウンジ・ミュージックなどと称され、映画音楽、イージーリスニング、民族音楽、環境音楽、ミニマル・ミュージック、ジャズなどが軽妙に異種配合された独特なサウンドで元JAPANのデヴィッド・シルヴィアンに「プロデュースをしたい!」といわしめた。
後にソロ活動に入りソロアルバム「OCTAVE」(’97)「Pieta」(’07)「karakuri」(’12) をリリース。「食堂かたつむり」「パーマネント野ばら」等、数多くの映画・映像作品の音楽や楽曲プロデュースを手掛ける。コモエスタ八重樫とはドキュメンタリー映画「ヨコハマ・メリー」では渚ようこ「禅と骨」(公開予定)ではクレイジーケンバンドの横山剣のバックトラック(高橋ピエールも参加)を一緒に制作している。
流麗なピアノのタッチと甘味な映像を喚起させる、美しい風景画のような彼女の音楽。そのクラシックの素養を反映した音楽性で知られる一方、サンプラー、シンセ等を使ったプロダクションにも早くから親しんできた。古いものと新しいもの、双方に対する審美眼とフェアな眼差しをもった天性のアーティスト。

コモエスタ八重樫(P.C,BackTrack:Sagittarius.O)
 ’80年代中頃、レトロなインテリアショップ「パノノラマ」を代官山にオープン、ライターやDJとして雑誌やイベントを通じ、レトロブーム先駆者的存在となる。’91年代、東京パノラマ・マンボ ボーイズでメジャーデビュー、その後ラウンジ/和ものDJへと移行。 その間、和田アキ子からクレイジーケンバンドまで数多くのリミックスやプロデュース、さらに貴重な日本の古い音源の復刻を数多く手がけ、コンピレーションCDのブームを起こした。’00年より再びラテンサウンドを強烈なデジタルビートにのせたユニットCOMOESTASを始動、好評を得て、ヨーロッパからアジアまでマンボな日本人DJとして活動していたが21世紀も数年過ぎた頃から古民家での田舎生活を開始。時折都会に行きDJをしたり、リユニオンのマンボボーイズを年1〜2回ライブ活動など気ままな暮らしをしていたが、昨今のDJシーンでの和モノブーム再来により週末は東京や地方でのDJ活動が増殖している。そんな中sinceは旧友である福原まりのピアノにアンビエントかつラウンジなバックトラックを融合させた、今まで作ってきたサウンドとは異なった音を創作するユニットを結成。10数年前にはコンピレーションに2曲を提供していたが、その後は休止状態だった。そんなsinceに寺田創一と高橋ピエールが加わりライブ活動が可能となり、現在作品を続々と制作中。今回のコンサートはその中間報告とも言える。

寺田創一 (korg/ Kaossilator ets:Pisces .AB)
電気通信大学で計算機科学を専攻、在学中よりセッションミュージシャン/マニュピレーターとして活動。 ’89年より、作編曲家、リミキサーとして数多くのミュ−ジシャン作品を手掛けると同時に本人も日本のハウス黎明期から活動するミュージシャン。中でも初期の1曲「SUN SHOWER」を、DJの神と崇められるLarry LevanとMark Kaminsがリミックスした「SHOWER REMIXES NAMI」がリリース、NYのクラブで人気を呼び(伝説のクラブ「Paradise Garage」閉店後のパーティ「Choice」やクラブ「Mars」などなど)、日本人として初めて全米のダンスチャートイン。初期ハウスのマスターピースの1つ。今年、オランダのRush Hourからそんな初期の作品がコンパイルされ『Sounds from the Far East 」としてリリース。ヨーロッパ全土で評判を呼び、この春から始まったLiveパフォーマンス・ツァーはオランダ、ドイツ、イタリア、フランス、ベルギー、オーストリア、スイスといったヨーロッパ全土 さらにクロアチア、エストニア、ブラジルなどのフェスやクラブをこの11月までかけて回っている、、、その間にも日本でのフジロックに出演など精力的に活動中。また 2001年からは活動している民謡+電子音+映像プロジェクト「Omodaka」は第15回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門で新人賞を受賞している。 またゲーム音楽も数多く手がけていて「サルゲッチュ」は代表作。
sinceではバックトラックはコモエスタ八重樫が担当しており、ダンスミュージックとは無縁のこのsinceでは彼がどんなパフォーマンスを披露するかを注目したいところ。

高橋ピエール (Guitar :Virgo .A)
自称「音楽家、ギタリスト、紳士淑女の耳元に艶やかな音を届けるノーブルロマニスト」、、、、、謎多きギタリスト。

2016年11月26日(土)

18時 OPEN18時 OPEN
前売/¥2,000 当日/¥2,500(+1ドリンクオーダー)

【出演 】
since:
福原まり(Piano:Gemini.B)
寺田創一(korg/kaossilator ets:Pisces.AB)
高橋ピエール(Guitar:Virgo.A)
コモエスタ八重樫(P.C, BackTrack:Sagittarius.O)
ゲスト
岩下清香+吉田孝(ローズアンリミテッド)