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「BimBamBoom Sessions Vol.2
」
出演/
BimBamBoom
竹内朋康カルテット
うつみようこ
DJ:s-ken

詳細、ご予約→http://shinsekai9.jp/2014/03/07/bbbs2%E2%80%A8/

聞き手、テキスト/エンドウソウメイ
写真/門井朋

 ミュージックシーンのインサイダー達には、detroit7でのメジャーデビュー以来、奥田民生、Scott&Rivers、MuddyApes、真心ブラザーズ等数多のライブ、レコーディングでの卓越したサポートワークで名を馳せてきた当代きっての女性ドラマー山口美代子が、昨年より、岡愛子(G.)、田中歩(Key.)、マリーヌ(B.)と、テクニック、容姿とも兼ね揃えた20代の女性ミュージシャンを束ね、60年代後半のファンクへの橋渡しとなったヒップホップ・マテリアルを“女子力”という一見アンバランスなレイヤーを施したインストゥルメンタルバンド、BimBamBoom(ビンバンブーン)をライブ始動させた。
 昨年12月には、早くも自主イベント「BimBamBoom Sessions」も開始し、既にミュージックジャンキーの間では、ブッカー・T&ザ・ MG’s 、ミーターズ、ファットバックバンド等を新たな解釈で演奏するその快演が話題に!
 今回、3/7に迫る、そのVol.2のライブ構想はもとより、この世界でも希有な“ジェンダーフリー・ファンク”の発案者でもあり、彼女等のプロデューサーs-kenにレコメンターとして帯同頂き、BimBamBoomのリーダー、ドラマー山口美代子と共に、動き出したBimBamBoomの、過去、現在、未来を大いに語って頂いた。

エンドウソウメイ(以下エンドウ):美代子さんは横浜生まれの横浜育ちでいいのでしょうか?。

山口美代子(以下山口):そうなんです。先ほどs-kenさんとお話していた共通の大好きな場所、六角橋商店街の隣の駅ですね。

エンドウ:高校卒業後に音楽学校に行かれたみたいですが、これは横浜の学校?

山口:いや、東京の高田馬場の学校(『ESPミュージカルアカデミー』)です。

エンドウ:当然ドラムスを専攻されていたと思うのですが、どんな講師陣だったのでしょうか?

山口:辻野リューベン先生(スーパーエイジス他)とか、ハードロック界の大御所アースシェイカーの工藤義弘先生とかいらっしゃいましたね。

エンドウ:では、おおまかに括るとロック系の講師陣だったと?

山口:いや、ジャズ系の方もいましたし、ブラックミュージックをお好きな方もいて、いろんなジャンルの方々に毎日教えていただいていました。

エンドウ:中学、高校とブラスバンド部に在籍されたいたとか。この時から既に打楽器を担当されていたのでしょうか?

山口:そうですね。打楽器を担当していました。

エンドウ:へ〜、長いキャリアなんですね。マリンバとか音階が表現出来る楽器は?

山口:高校の時やりましたね。でも、あまり得意でなく(笑)

エンドウ:さかのぼって少女時代に、ポップス、ロック畑等で好きなバンドはあったのでしょうか?

山口:最初はJポップですね。プリンセス・プリンセス、ユニコーンとか。

エンドウ:では後に、奥田民生さんのサポートメンバーになった時は感激したでしょうね?

山口:本当ですよね。だからあんまりそういう風に考えないようにして(笑)でも、子供の頃に好きだった人と音を出せるなんて凄いことですよね。

エンドウ:外タレで最初に着目したドラマーは?

山口:最初はシンディー・ブラックマン。レニー・クラビッツから入ったんですけど。当時は髪型まで真似してました(笑)

エンドウ:同性だし世代的に至極納得です。
今の、BimBamBoomへつながるグルーブ系のドラマー等は、当初誰をお聴きになっていたんでしょうか?

山口:BimBamBoomでも取り上げている、ミーターズのジョー“ジガブー”モデリストはコピーしていましたね。
あと、バーナード・パーディは誰とは知らずにコピーしていて、後で、「これもパーディ?これもパーディ?」って(笑)


山口美代子

エンドウ:ブラバン、音楽専門学校と進んだ訳ですが、プロ志向になったのはいつからだったんでしょうか?

山口:高校の時は、とにかく勉強が嫌いだったのと、音楽にはまったので、音楽の道を選び。
当時の私は“プロになれる、なれない”ということは、早い段階で決まるものだと思っていたんです。
そんな時、ESPミュージカルアカデミーのあるドラムの先生が、「ず〜っとドラムを続けていて、60歳になってデビューというのもかっこいいじゃないか!」って話をしてくれて。「なるほど、音楽ってそういうことなのか」って。考え方が大きく変わりました。

エンドウ:いい先生ですね。
キャリア最初期の、FREE OF YOUR SOUL、Love69′s、SHORT CUTS等のバンドはアマチュアとしての活動だったんでしょうか?

山口:当時はアマチュアというより、インディーズとの呼び方が一般的でしたね。

エンドウ:基本、ロック的アプローチ?

山口:えっと、Love69′sていうのは、メジャーデビュー前のLeyonaがヴォーカルだったんで、R&Bのカヴァーをやったり、それこそジャニス・ジョップリンだったり、今のBimBamBoomの活動のもとになるような音楽はその頃学びました。

エンドウ:なるほど。
その後、detroit7のドラマーとしてメジャーデビューを果たします。結構、ヘヴィーなオルタナティブ・ロックバンドでしたよね。

山口:はいはい(笑)がっつりでしたね(笑)

エンドウ:2代目ドラマーとか?

山口:厳密には3代目ですね。
自分がアーティストとして音楽業界に入った初めてのバンドということですね。いわゆる、プロモーションにかり出されたり、ツアーをしたりと。

エンドウ:detroit7以降、ライブ、レコーディングと広域なアーティストと関わってゆきました。

山口:いやいや、活動期間が長いだけですよ(笑)
detroit7に入る前は“器用なドラマー”というイメージで使ってもらっていたと思うんですね。全然ロックでもないし、かといって、グルーブを凄く出せるプレイヤーでもなかったし。女の子ドラマーがめずらしかった時期ですからね。

エンドウ:そうは言っても、まずは、その、歌伴とグルーブという異なる2要素はしっかり持ってないと声は掛かりませんよね?
ってことは、その当時からスキル的に特化していたということですよ。

山口:いやいやいやいや(笑)

エンドウ:インディーズからdetroit7までのキャリアでインスト志向のバンドはあったんでしょうか?

山口:インストバンドあったかな?……、BimBamBoomが初めてですね。
あっ、そうそう、detroit7が一段落して、「なんか、他にもやってゆこうかな〜」って時に、マンドリンの井上太郎ちゃんに出会って、「即興で2人でやろうよ」て誘ってくれて。それが面白くて。

エンドウ:そういえば、「新世界」で美代子さんに最初に出演してもらったのも太郎さんのサポートでしたものね。

山口:そうでした、そうでした。

エンドウ:広域なアーティストのサポートとして名を馳せている美代子さんですが、ドラム講師としても昨今有名ですよね。なんでもチャットモンチーの福岡晃子さんの先生だったとか?

山口:ええぇ??ネットとかで結構出てきます?
それは、あっこちゃんが有名だからでしょ?(笑)

エンドウ:最近は、それがまずあるみたいですよ(笑)

山口:へ〜、そうなんですね。

エンドウ:あと、吉本新喜劇の座長、小薮千豊さんにも教えているとか?

山口:あっ、ハハハハハ(笑)小薮さん(笑)

エンドウ:僕的には、非常にうらやましいんですけど(笑)現在も継続中?

山口:一応は継続中で(笑)
小薮さんのファン多いですよね〜。「いいな、いいな」って皆にいわれる。
それこそ、あっこちゃんの繋がりで知り合って。

 2000年を境に、その後の山口美代子のプレイスタイルに大きな影響を与えるプロデューサーと出会うことになる、それは巡り巡ってBimBamBoom構想にもなってゆく訳だが。
 そのプロデューサーこそ、かのs-kenである。

エンドウ:プロフィールを見ると、2000年以降、s-kenさんのプロデュースするアーティストのお仕事で頻繁に声が掛かるようになりますね。

山口: s-kenさんプロデュースのsabado fiestaのキーボードの岡本氏と知り合い、そこからつながって。

s-ken:正直、その頃は沢山のアーティストをプロデュースしていたんで、あまり細かいことは覚えてないんだけど(笑)僕の中ではnittに多く関わってもらったかな?って印象ですね。
当時僕は、スタジオワークが出来るドラマーを探していて、男性でも女性でもどちらでもプレイが良ければよかったんだけど。
美代ちゃんはパッと見た時、「この人は筋が良いな」ってのが第一印象でしたね。
当時、一番お願いしたのが美代ちゃんかな〜?ほとんどのアーティストをやってるものね。
Nittのライブでの印象が強いから、「nittからお願いしたのかな?」と思ってしまうのかもしれない。タイのフェスティバルに一緒に行ったりもしたよね。

山口:そうでしたね。

s-ken:美代ちゃんは、いろんなリズムに対応するというより、面白がってやってくれるんだよね。

山口:s-kenさんがいろんなアイディアを与えてくれるんで。

s-ken:僕のドラムの概念は、“打楽器を集合したもの”って概念なんですね。
今、一緒に仕事をしている宮川剛さんがいい例だけど、ドラムとパーカッションに境目を付けないというか。
当時、僕が美代ちゃんに要求するものも、普通のロックみたいな“2拍4拍、スネアがきて”って通常の8ビートはなかったと思うんだよね。

山口:そうですね。面白かった。


s-ken

エンドウ:その後しばらくお二人の間に空白がありますが。

s-ken:それは、detroit7としてアーティストデビューしちゃったからだね。

山口:それこそメジャーデビューの際は、s-kenさんに相談に行きましたもの、「こういう話があるんですけど」って。いろいろアドバイスしてもらいました。

エンドウ:さて、昨年から動き出したBimBamBoomでまたお二人がお仕事されるようになりましたが、この経緯は?

s-ken:確か一昨年の夏に、Nemotroubolterのネモがやってるイベントに美代ちゃんが出ていて、久々に見た彼女のドラミングを見て、「凄いことになってきた!」と思って、そこから始ったのかな〜?

エンドウ:では、かなり時間的には暖めたプランといえますね。

s-ken:Pe’zや東京スカパラダイスオーケストラ等がいるとはいえ、現状の日本の音楽シーンを見ると、大体、歌手が主流なんです。特に若くてかわいい子に投資をするという構造で、それで売れなければ25歳でスポイルするという。
そのシーンとは別のところで、ドラマーがメインを張るバンドがあってもいいんじゃないかな?と思っていた訳なんです。そんな時、以前フジロック・フェスティバルで見たギャラクティックのスタントン・ムーアの姿が浮上したんです。
美代ちゃんにスタントン・ムーアの話をしたら、「良いですよね」って非常に反応がよかった。

エンドウ:美代子さんもギャラクティックがお好きだったと?

山口:スタントン・ムーアのソロアルバムは聞いていました。ギャラクティックはその流れで知っているくらいでした。

エンドウ:BimBamBoomを始めるにあたって、スタントン・ムーアがお二人の共通イメージだったんですね。

s-ken:うん。
ここからは、プロデューサー的発言になってしまうけど、コンセプトさえしっかりしていればメンバーが入れ替わっても劣化しないということです。
メンバー変更を多く行った東京スカパラダイスオーケストラに置き換えれば、スカタライツという強固なルーツを自分達で消化しているというコンセプトは色あせない。
同様に、BimBamBoomは、いわゆるR&Bタッチ、ファンクビートのインスト音楽。60年代後半のバーケイズ、ブッカーT&ザ・MG‘s、ミーターズからはじまる、ソウル、R&B、ファンク、ディスコサウンドから、ヒップ・ホップに繋がるインスゥルメンタルナンバーを時代を超えて探し集めてきて、若い女性が演奏したらそのアンバランスさが逆にアドバンテージになるユニークなバンドが出来上がるじゃないか?と思ったんです。
通常のコピーバンドってコンセプトが浅いと思うんですよ。カヴァーをやるにしても、楽曲セレクションそのものがユニークじゃないと。
この発想は海外にも意外とないものだと気付いたんです。

エンドウ:ライブを拝見させて頂いて、リードドラムとも呼べる美代子さんのドラミングが当然圧巻なんですが、お二人がセレクションした楽曲のオリジナルドラマー、ジョー“ジガブー”モデリスト(ミーターズ)、アル・ジャクソン(ブッカーT&ザ・MG‘s)、ビル・カーティス(ファットバック・バンド)と、まったく違うドラミングを叩き分けることは美代子さんにとって大変な仕事ではないですか?
特に、ジョー“ジガブー”モデリスト、アル・ジャクソンは両極のような存在ですし。

s-ken:オリジナルのドラマーのグルーブを消化した上で、あくまでも山口美代子の独自のスタイルを目指すということです。

エンドウ:それにしても、スキルがないとこのセレクションの叩き分けは難しいですよね?

山口:それこそ、二十歳くらいの時にLeyonaとやっていた時にミーターズなんか凄くコピーしていたんですよ。「こういう音を出したい!」なんて(笑)
でも今は、「自分はこういうのが得意なんだろうな?」ってのが出て来てから、再度、s-kenさんとやってるので自然にプレイしている感じですね。
ブッカーTのメドレーも、最近もう1曲増やしたんですが、まったくビートをゴロっと変えちゃって。そこでまたギャラクティックの存在が出てきたり。

s-ken:ヒップ・ホップ以後のマテリアルや質感を十分に分かっていて、そこの上に足してゆくというか。DJなら機材を使ってすぐに出来るけどそれを生バンドとして。
そこがせめぎ合いなの。でも、彼女達は出来ると思っていたし、出来ている。


「BimBamBoom/Big ‘Uns Get The Ball Rolling」
http://www.youtube.com/watch?v=dmYhF-FWmEE

エンドウ:メンバーなんですが、美代子さんと他のお三人との間に年齢、キャリアの差がありますが、リーダーとしてその部分での難しさはありますでしょうか?

山口:皆いい子なんで、全然(笑)
s-kenさんに助けられているのかな〜?(笑)

s-ken:僕がやっていた、s−ken&ホット・ボンボンズみたいなもんですよ(笑)

エンドウ:ああ、なるほど(笑)

s-ken:あの構造なのね、BimBamBoomは(笑)
僕が30代後半の時に20代のメンバーと作ったのが、s−ken&ホット・ボンボンズだから。

山口:でも、確かにメンバー皆、私に敬語なんですよね、ハハハハハ(爆笑)

s-ken:エンドウ君は僕のプロデュースワークをよく知ってるかもしれないけど、いつも、基本は楽曲制作に関しても共作くらいまで突っ込んで作るし、アレンジに関してもメインの部分は全部僕がやってるんですね。

エンドウ:はい、ライブの構成等の現場も何度も拝見させて頂いています。

s-ken:でも、BimBamBoomに関してはポイント、ポイント。
多分、美代ちゃんからすれば、「最近、s-kenさんから連絡ないな〜」と思った翌日に僕からの課題や修正のデーターの連絡が入っているといった感じで、自然に育つのを待つというか(笑)

 自主イベントのvol.2を真近にして、BimBamBoomは新たなるステージに移行しているという。オリジナル楽曲の制作が新たなステージでの大きなテーマだ。ここでまた、s-ken+山口美代子を巡るトリガーに強力なコンポーザー陣が集まりだした。
 
エンドウ:さて3/7に迫りました「BimBamBoom Sessions Vol.2」ですが、旬なファンクネス大集合の1回目とはうって変わって、s-kenさんと同時代に既に活躍されていたうつみようこさん。s-kenさんのプロデュースでデビューし、一時代を築いた竹内朋康さんという2人のレジェンドが今回対バンとなりました。これに、BimBamBoomを加えると、まるでs-kenさんの長いタイムラインを眺めるような様相ですが。

s-ken:スーパー・バタードックも、もう20年前になるのかな〜?
20年前にやったことが今に連動してくるってのも面白いよね。

エンドウ:うつみさんとは美代子さんはどのようにして知り合ったんですか?

山口:detroit7との対バンや、真心ブラザーズさんのライブに何度か遊びに行かせて頂いてる中で、顔を覚えてもらいました。

s-ken:いままで話してきた新しいコンセプトが、ここにきて彼女達の間で大分消化されてきていると思うんです。
僕らにとっての次の段階は、オリジナル楽曲の制作。その時、勿論、彼女達にも作ってもらいたいのだけれども、今回は、僕ががっちり入り込むんではなく、今までの僕のプロデュースワークで関わったミュージシャンの中から、このコンセプトをきっちり理解してくれるコンポーザー陣を揃えようかと思っているんです。
既に声掛けをしてるんだけど、凄く皆反応がいい。
例えば、今回出演してくれる竹内朋康。スモーガスのリーダー、アイニとか、5人程に頼んでいて。
竹内君は楽曲提供だけじゃなくて、今回、自分から、「そのイベント出たい」といってくれてね(笑)

エンドウ:そんなお話を聞くと、僕が勝手にサブタイトルとして名付けている“東京ソイソース –女子部-”の様相に自然になってきてますね。

s-ken:うん、勝手になってますよね(笑)
無理がないっていうか、「だったら」、「だったら」ってね。

エンドウ:では、そのコンポーザー陣の提供楽曲も今回はお目見えするということでいいのでしょうか?

s-ken:うん、間にあえばいいんだけれど。
究極的には日本の音楽シーンを超えてワールドワイドな発想にしようと思ってるんです。
例えば、“英語のような日本語”。シーケンサーのメーカーで、「Atari」(アタリ)ってのがあるんですけど、これの語源は“当り、はずれ”の“当り”からきているんです。
今後のオリジナル楽曲のかけ声部分に、「アタリ!」なんか入れ込んだり。

エンドウ:その辺は、美代子さんと折々、話して進めているんですね。

s-ken:うん。
でも、この辺の今後のイメージは、あくまでも言葉ですからね。やはり、自然に肉体性が伴ってから徐々に進めてゆくと。

エンドウ:今後の構想が広がる一方ですが、現実的にBimBamBoomが動き出してから美代子さん自身に変化はありますでしょうか?

山口:めちゃめちゃありますね。ドラマーとしても……、
あと、なんといっても、MCをしなくちゃいけない(笑)

エンドウ:あれだけ叩いたあとに喋るのは大変ですよね(笑)

山口:大変!(笑)
ハァ〜ハァ〜ハァ〜ハァ〜いいながら(笑)
今までは、ヴォーカリストだったりとか、メインがいたじゃないですか。メインがいる中のドラマーだったので。今回は一番表立っているというのが凄く違うところですよね。
でも、s-kenさんと最初に出会って時に、BimBamBoomみたいなことをやろうと思っても出来なかったでしょうね。
散々ライブをやってきて、detroit7で海外なんかでもやったし。ライブと向き合ってきたから。
だから、お客さんがBimBamBoomの演奏を聴いて拍手してくれるんだろうな〜、と思いますね。

エンドウ:今回、テクニック、ルックスも加味したメンバー集めは大変だったんじゃないですか?

山口:私は意外とのんびりしていて(笑)s-kenさんが水面下で(笑)
話があってから半年くらいして、「美代ちゃん、スタジオ入ろう!」って連絡があって、「えぇ!?」ってびっくりして(笑)
ギター(岡愛子)だけは、元々、彼女のバンドをレコーディングサポートしていたり、バンド同志でも交流がありまして。そんな仲で、s-kenさんに紹介させてもらって。

エンドウ:その時点で、他のメンバーもルーツ的な音楽がお好きだった?

s-ken:まあ、コンセプトを話して、参考になる音を聴かせて、その中で、「是非やってみたい」ってことですね。

エンドウ:素地はあったと?

s-ken:うん。キーボードの田中歩は、「一番好きな音楽はなに?」って訊いたら、「R&Bやファンク等、ブラックミュージック」だと。まだ24歳なのに。「めずらしい人だな〜」と。

エンドウ:この手の音楽の肝はグルーブだと思うんですけど、グルーブが確立するまで、リハーサル等で喧々諤々あったのでしょうか?

山口:私自身も含め、徐々に固まってきた感じでしょうか?

エンドウ:リーダーとして他のメンバーに要求する場面も当然ある訳ですよね?

山口:自分のキャリアを振り返っても、「経験だな」って思っているんで、そんなに多くは語らず、「やる!」、「やる!」、「やる!」で(笑)

エンドウ:そうはいっても、リズム隊である、ベースのマリーヌさんとは色々話したり、

山口:彼女、頑張り屋さんで。
それも言葉よりも2人で練習したりだとか。

エンドウ:なるほど。
前回も好評だった、出演者によるスペシャル・セッションは今回も構想にありますか?

山口:ええ、考えてはいます。
せっかく「BimBamBoom Sessions」というタイトルを付けて頂いているので。

s-ken:前回のセッション部分は、最後の最後に決まったんで、今回もこれから相談して“何が飛び出すか!?”のほうが楽しみが増えていいんじゃないかと(笑)

山口:うつみさんとは軽く相談はしてるんですけど、形はまだ秘密ということで(笑)

 いよいよに迫る「BimBamBoom Sessions Vol.2
」はファンク・レジェンド揃いの特別版。
 最後に山口美代子にライブの見所を語って頂いてこの項を締めたいと思う。

山口:「BimBamBoom Sessions」と名付けていますから、セッションがどう転がってゆくのか?が、自分では一番の楽しみではあるんですけど。
前回もそうだったんですけど、凄い面子を揃えといて、結成間もないうちらがトリってのがね〜(笑)

エンドウ:いや、女性バンドの華やかさが、ファイナルに相応しく思いましたよ。

山口:ハハハハハ(爆笑)
見た目が(笑)いやいやいや(笑)
そのプレッシャーをエネルギーに変えるように。

エンドウ:音楽以外の部分で、先程もお話に出たMCですが、アーシーなサウンドと、女性である美代子さんの素のフェミニンな部分のギャップも、BimBamBoomの魅力だと思うんです。岡さんの脱力トークも面白いし。

s-ken:前回、美代ちゃんがMC体験が少ないことが正直心配だったんです。
でも、今話している日常的な言葉でちゃんとMCが出来ていたから非常に良いと思いました。
変に丁寧になっちゃったりする人いるでしょう?

エンドウ:過剰にロック的になったり(笑)

s−ken:「のってるか〜い!」みたいなね(笑)
いや、本当に最初からは出来ないものなんですよ。
非常にいいと思います。力が抜けていて。

エンドウ:では、今回の別の注目点は美代子さんのMCということで!(笑)

山口:そうですね(笑)

エンドウ:小薮さんに“話し方教室”の個人レッスンでも受けますか?(笑)

山口:ハハハハハ(爆笑)逆に(笑)

エンドウ:本日はご多忙の中お時間を頂きありがとうございました。
3/7が増々楽しみになってきました。

 美女達が紡ぎだす強靭なうねりを切り裂くジェンダーフリーなダイナマイト・ドラム!それ以外にもMCも大注目という新たな見所も出来た、3/7「BimBamBoom Sessions Vol.2
」!
 80’の伝説のイベント「東京ソイソース」(命名s-ken)の残り香が漂う唯一の現存するグルーブパーティーが、BimBamBoomプレゼンツ「BimBamBoom Sessions」なのです!必見!

白金高輪「クーリーズクリーク」にて


山口美代子/プロフィール
ドラム奏者
横浜生まれ横浜育ち
中高ブラスバンド部に所属、バンド活動も開始。ESP MUSICAL ACADEMYドラム科卒業。
1996年よりバンドメンバーとしてサポート&スタジオミュージシャンとして活動。
メジャーデビュー、TV出演、海外レコーディング&ワールドツアー、フジロックフェスティバル、サマーソニック、ライジング・サン・ ロック・フェスティバル出演などを体験。
2012年には音楽専門学校でドラムの講師もつとめている。
●山口美代子オフィシャルサイト http://miyokoyamaguchi.com


BimBamBoom(ビンバンブーン)/プロフィール
detroit7のメンバーとして奥田民生、Scott&Rivers、MuddyApes、真心ブラザーズなどのライブ&レコーディングミュージシャンとして活躍してきたドラマー、山口美代子を中心に結成されたR&B、ファンクインストゥルメンタルバンド。音楽的には60年代後半のブッカー・T&The MG’s 、The Bar-kay’sなどR&B、インストゥルメンタルバンドの発想をベースに、ミーターズからギャラクティック、パパ・グロウズ・ファンにつらなるニューオリンズR&B&ファンクビートを基調にしている。山口美代子の他のメンバーには、福岡出身のギタリストで現在、BAND Aでも活動中の岡愛子、同じく福岡出身のキーボードプレイヤーでニューヨークで修業をつんできた田中歩、京都出身でMade in Asiaというバンドのベーシストとして活躍しているマリーヌが参加、いずれも20代美貌の腕利ききのミュージシャンが結集、2013年夏ライブデビューで絶賛され早くも自主イべントを開催中!
●BimBamBoomオフィシャルサイト http://miyokoyamaguchi.com/bimbamboom

2013年02月03日