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2014/02/06
エンドウソウメイ

 職業欄にどう書くのだろう。
 まあ、普通に考えたら“力士”だろうな。
 でだ、
 その力士を敬愛を込めて“お相撲さん”と呼ぶことがある。場合によってはインサイダーが自らその名称を使うこともある。
 「今日程、お相撲さんになって良かったと思ったことはありません。はぁ…、はぁ…。はぁ…」てな感じで。

 さて、
 職業に敬愛を込めて“さん付け”することは眺めてみると結構あります。
 大工さん、ペンキ屋さん、電気屋さん等の現場系。
 新世界みたいなライブ箱だと、音響さん、照明さん。
 商店街もありますね。パン屋さん、ケーキ屋さん。
 日本の食品だと“お”をつけることでより敬愛が深くなります。
 お蕎麦屋さん、お豆腐屋さん。

 話は振り出しに戻りますが、相撲というのは、勿論、格闘スポーツなのですが、皆さんもご存知のように“祭事”としての側面もあります。
 そのジャンルだけで強引に引き込めば、お坊さん、牧師さん、巫女さんと同じ範疇となります。(かなり強引だな〜)

 で、ここからがお相撲さんの唯一無比な部分。
 プロスポーツの現役選手でこの類はまずないのです。
 サッカーさん、野球さん、ゴルフさん、まずないですよね。
 レスラーさん、ボクサーさん、これは使用する時もあるかもしれませんが、駆け出しの雑誌レイアウター等が業界人面するために使う“編集さん”やら、半沢直樹の出向先での“銀行さん”みたいに蔑みの念が多々感じられて、私はあまり好きな語感ではありません。

 お相撲さん。
 実に心技体揃ったいい響きです。
 因に“関取”は、十両以上横綱までの力士に限る名称なので、番付に関係なく平等な称号“お相撲さん”にピースな軍配は上がります。


新世界3、4月店頭展示ポスターⓒエンドウソウメイ

2014月02月06日