『夢日記 Vol. 2』
カール・ユングの夢日記
台本、作詞 by Ayuo
(カール・ユング の考えに基づく)
世の中に悪がある理由は人々が自分の物語を語れないからだ。
昼間の世界で忘れていた神話は夜の夢として語られる。ー カール・ユング (Ayuo翻訳)
夢日記の物語りのあらすじ
カール・ユングの心の旅の物語。
カール・ユングは夢の状態で自分の魂に話しかける。自分の魂は乙女の姿で現れている。旧約聖書に出て来るサロメだと気づく。
ユングは魂の事を、ラテン語での発音アニマと呼ぶ。ユングは自分のアニマ、サロメと話すと、自分自身についてどんどん理解してくる。そして、自分ついての理解が世界についての理解につながって行く。
ユングの魂は彼を砂漠に連れて行く、そこでは様々な神話や物語で人間が思い描くアーキタイプ(ユング心理学の用語で原型)が現れてくる。ユングは自分自身の考えさえも超えた自己にならなければいけないと考える。
サロメは預言者エリアと共に心の庭に住んでいる。
ユングは愛について、そして恋をするというのはどういう事かについて、サロメとエリアとの対話でひらめいてくる。
エリアはユングに「言葉は怪物。森の木々と同じように自分の意思で生きている」と教える。ユングは後に、こうした考えを共通無意識の考えとして発展させる。
これはユングが夢の状態で見た心の旅。
ユングはこの経験によって心理学の用語として現在使われているアニマ、アニムス、原型、共通無意識等の考え方を作った。
これはとてもエモーショナルな心の対話であった。
“My soul, where are you? Do you hear me? I speak! I call you!
Are you there? I have returned, I am here again.
I have shaken thedust of all the landsfrom my feet,
and I have come to you, I am with you. “
– From Carl Jung’s “The Red Book”
人は自分の中にいる魂達に会いたくない。
会わないためにどんな事でもする。
自分自身の暗闇が理解できれば、人の暗闇についても理解できる。
自分を自分で受け入れるほど自分にとってコワイものはない。
カール・ユング (Ayuo翻訳)
出演
Ayuo: 歌、ブズーキ、舞、他
上野洋子:歌、アコーディオン、ベース、他
中村明一:尺八
久東寿子;二十五絃筝
立岩潤三;パーカッション
曲目
Ayuo:『ユングの夢日記』より
OUTSIDE SOCIETY 2
EYES AND MOVEMENTS
イギリスの伝統的なバラード(上野洋子編曲)
-John Barleycorn
中村明一:-CLOSE YOUR EYES
上野洋子:UNTITLED
立岩潤三:逆さ蓮
開場:18:30
開演:19:30
予約:3300円+ドリンク代
当日:3800円+ドリンク代
お問い合わせ先
オフィス・サウンド・ポット
Tel.03-5374-8373
E-mail:soundpot3@gmail.com